■ 外国人が住みやすい建物構造の賃貸住宅は鉄筋 団地やUR団地もおすすめです
賃貸住宅での外国人に対する苦情で最も多いのが騒音問題です。
床の足音が下の階に響く、住人同士の話し声が大きい、電話の話声が大きい、友人を招いて騒ぐ声がうるさい、テレビやステレオの音が大きい、ピアノやギターなどの楽器を弾く音がうるさい、深夜や早朝に洗濯機や乾燥機を使っているというようなクレームが数多く貸主に持ち込まれます。
特に、木造住宅では、騒音も振動も他の部屋に伝わりやすいので騒音問題がおこりやすくなってしまいます。
静かに暮らすこと、周囲に気を使って暮らすことが苦痛になる人、反対に周囲の騒音が気になる人は、木造の賃貸は避けた方が良いでしょう。
また、軽量鉄骨という構造のマンションやアパートも、騒音や振動という点では木造住宅とほとんど同じです。
騒音を気にしなくても良い構造の住宅は、鉄筋コンクリートや鉄筋鉄骨コンクリートの住宅です。
鉄筋コンクリートや鉄筋鉄骨コンクリートの賃貸物件には、マンションの他にUR団地があります。
日本では戦後たくさんの団地が作られましたが、老朽化や高齢化が進み、取り壊されていった団地も数多くありますが、UR都市機構によって管理される賃貸住宅になったUR団地は、リノベーションによって新しく生まれ変わった暮らしやすい団地です。
ほとんどの団地は団地内や団地の周辺に日常の買い物ができるスーパーや病院があり、敷地内は緑が多く、広々としています。
そして鉄筋コンクリート構造ですので騒音問題が起きにくいので、騒音を気にせず暮らしたい人にとっては住みやすい建物構造の住宅といえます。
■ 一戸建てなら木造も住みやすい建物構造です
一戸建てなら木造であっても犬を外に放置するというようなことをしなければ、ほとんど騒音を気にする必要がありません。
吸湿放湿効果の高い木造住宅は、湿度の高い日本の生活に合わせて使われ続けてきた建物構造で、夏の暑さに対しては高い断熱性、梅雨の湿気に対しては吸湿性、冬の乾燥に対しては湿気を放出して暮らしやすい環境を作ります。